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「ひたむき」へ変化 掛川西・太田主将

2005年07月30日

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掛川西・太田主将

 9点という思わぬ大差での敗戦。掛川西の主将で捕手の太田理君は4回の守りを悔やんだ。

 打ち取ったはずの先頭打者が悪送球で一気に二塁へ進むと次打者のバント処理も間に合わず一、三塁。そしてスクイズを決められた。「ノーヒットで点を取る。うちがやりたかった野球だった」

 ずっと悩んできた。「こんな野球やってたんじゃ甲子園に行けない」

 浜松商で春夏合わせて甲子園に7度出場している上村敏正監督が4月に就任した。守備、打撃、走塁のすべてに細かな指導を受けて、「これが野球なんだ」と目から鱗(うろこ)が落ちる思いだった。

 同時に、長打で大量点もあるがミスから失点を繰り返す自分たちの野球は通用しないとわかった。深夜0時を超える練習をしてチームの先頭に立ち、監督が求める「ひたむきさ」をチームに伝え続けた。

 「これだけ練習やって負けるはずがない」。一度打たれると止まらなかったエース赤堀大智君は今大会、そう自分に言い聞かせた。「太田のミットを信じて投げていればいいと思ってきた」

 試合後、上村監督は言った。「細かな野球を知りすぎて、四球やエラーが出るとプレッシャーに変わってしまったのかもしれない」

 「監督を胴上げしたかった」。ベンチを出てからも太田君の涙が止まらなかった。それでもきっぱりと言った。「ずっと自分やチームが変われたのか不安だった。だけど今振り返ってみて確かに変われたと思う」


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