第87回全国高校野球選手権南北・北海道大会が閉幕した。北大会は旭川工が3年ぶり4回目、南大会は駒大苫小牧が3年連続5回目の甲子園出場を決めた。今年は全11地区大会に262校が参加。地区大会を勝ち上がったそれぞれ16校が進出した。熱戦を振り返る。
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昨夏の全国制覇の駒大苫小牧は、各チームが「打倒駒苫」を目標にする中、堅い守備と勝負強い打撃を武器に、南大会で初めての3連覇を達成した。
駒大苫小牧は7試合で無失策。二塁手林、遊撃手辻らの内野陣は球際に強く、外野陣も安打した打者を次の塁に進めないプレーをした。駒大苫小牧が目指す「守りからリズムをつくる野球」を実践した。
投手陣はエース松橋を軸に、吉岡、田中が持ち味を発揮した。7試合52回で奪三振66、与四死球7と安定していた。打線はチーム打率3割4分8厘。甲子園優勝メンバーの林、辻らが広角に打ち返し、急成長した岡山は9打点の活躍を見せた。
決勝で敗れた北照は、加登脇、市橋、植村の投手陣に加え、看板の強打が実力を発揮した。地区大会から準決勝までの5試合中4試合でコールド勝ちし、失点は1だった。決勝では、守備のミスが失点につながり敗れたが、9回に加登脇の本塁打などで1点差に迫る粘りを見せた。
北海は試合巧者ぶりが目立った。準々決勝の鵡川戦では、11安打を浴びたが2失点に抑えた。札幌第一は1回戦で駒大苫小牧と対戦。足で揺さぶり先制し、9回にも3点を挙げて粘った。知内は同地区のライバル・函館工に集中打で快勝した。
今大会は好天の日が多く、駒大苫小牧人気もあり、大勢の観客が訪れた。決勝は、99年の札幌円山球場の改修以来最高となる2万3千人が来場。観客席からの声援と拍手も、大会を盛り上げた。